マジェスティック:サーフリゾートの1つの方向性


みなさんが休日のリゾートでリフレッシュ、を考えるとき、いつのまにかその前に「高級」「豪華」の文字がついたリゾートを連想するようになっているのではないでしょうか。バブル以降、私たち先進国の生活者はいつの間にか自分たちの感覚の異常性に気づかずにいるのです。果たして高級リゾートの設備がどれだけ自分のリフレッシュに役立つのでしょうか?。クーラーの利いた部屋から眺める海の景色に、本当の海の味わいを感じることができるでしょうか?。

Photo : マジェスティックの朝日

TVや冷蔵庫、電話のない生活。虫の鳴き声しか聞こえない夜。朝日とともに目覚める毎日...。それを「不便だ」として遠ざける方もいらっしゃると思います。しかしその自然のリズムのなかでのサーフトリップこそ、Fun to Surfの一つのテーマであることに気付きました。

ここカタンドゥアネス島での生活は、じつに自由です。しなやかな自然がそこにいる人々を包み込んでいます。

Image : 東南アジア地図

Image : フィリピン地図

Image : カタンドゥアネス島地図



1. マジェスティック

Photo : プララン・ビーチ

ここマジェスティックポイントは、10年ほど前にサーファーマガジン等で紹介され、それ以来、このポイントのパフォーマンスは世界に知られることとなりました。一方、国内の情報を探してもポイントの詳細な情報は無く、知る人ぞ知るポイントであったと思われます。もちろん先駆者のみなさんには敬意を表し、優先的によい波に乗っていただきたいと思いますが、しかし誰もその場所を独占する権利はありません。ポイントの健全なる発展を願い、ここにレポートを決行いたします。

フィリピンから国内線を乗り継ぎ1時間弱、カタンドゥアネス島ビラクに飛び、そこからジプニー(小型ボンネットバス)かトライシクル(サイドカーのような客席つきバイク)で山を2つ越え、川を渡り、ぬかるみにはまり、1時間半〜2時間でプラランという村につきます。

宿泊施設は2つ、海岸へ下りる途中と海岸にあります。どちらも小さなコテージタイプです。そのほか、ビーチの南はじのコテージは現在閉鎖中です。昨年11月の台風でこのビーチは壊滅的なダメージを受けたため、美しい石垣やパームツリーなどを含めて、さまざまな施設が現在復旧中です。

Photo : ビーチにあるコテージ

Photo : 海を眺める崖の中腹にあるコテージ

200mほど広がるビーチは白砂で、サンゴ礁のラグーンが沖へ100mほど続き、その先は一気に急深になっています。

Image : プララン地図、ポイントガイド

ここでの一番のブレイクはPoint Aです。太平洋を渡ってきたうねりが、急激に浅くなるサンゴの岩盤に乗り上げ、そのパワーを爆発しています。サンゴのボトムの地形が岸に向かってV字形に切れ込んで形成されているため、 Point Aはレギュラーのマシンブレイクとなります。サイズが上がって潮汐が合えばパーフェクトなチューブとなり、沖から100mを乗りつなぐことができると言われています。またこのポイントの北に矢印のようなカレントがあり、波が頻繁に押し寄せる時は特に強く、浅瀬を流れる川のようになっていて、流れに乗るとあっという間に北の岩の沖合へと流されます。

Point Bもレギュラーのチューブを形成しますが、岩があるので注意が必要です。またAとBの中間点あたりにもピークがありますが、ロングライドは不可能です。

前記したとおり、このポイントは全体的に浅く、干潮時には岩盤が露出するほどです。潮回りには十分注意しましょう。目安としては、Point B方向にある岩と岸よりにある小さい岩以外に、他の岩が少しでも露出しているときは、ブレイクポイントは腰程度の深さになっています。

残念ながら私が行った5月は台風や低気圧のうねりはなく、その真価を味わうことはできませんでした。しかし3日間吹き荒れたオンショアの残りの波で頭位の波を楽しめました。風は日によってさまざまですが、冬の1月ごろはオンショアが多いとのことです。やはりベストシーズン9月〜12月をお薦めします。

Photo : Point A 〜 頭くらいのサイズでハイタイドならイージーテイクオフ、ファンウェイブ

Photo : 夕立のあとには大きな虹が



2. カタンドゥアネス島その他のポイント

フィリピン全体には無数の小さな島があり、外洋に面した島にはそれぞれポイントがある、と言えるのではないでしょうか。

マジェスティックの南にはラッキーポイントというポイントもあり、マジェスティックより1サイズ大きいそうです。そこへはボートをチャーターして行くようになります。

Photo : ボートをチャーターして周辺のポイントを探す

Photo : プラランから北の岬を望む

またプラランの峠から眺めただけでも、岬に沿って割れるグーフィーブレイク、小さいながらきれいなブレイクのポイントが見えますし、ボートで10分程北に行ったところの岬にはマリブ風レギュラーポイントブレイクがありましたし、湾の奥のビーチブレイクなど数多くのポイントが確認されました。ここカタンドゥアネスで、誰も知らないポイントを探すことはたやすいことです。長期のツアーでしたら、ぜひボートでのポイント探しにトライしてみてはいかがでしょうか。

Photo : 上空飛行機からも無数のポイントを確認



3. フィリピンその他

このほか、フィリピンにはいくつかの有名なポイントがあるという情報を得ました。

・ミンダナオ島北東部Siargao島:最近の海外サーフィン雑誌に掲載され、オージーに人気上昇中のポイント。宿泊施設など、プラランよりも充実しているという噂です。

Image : 東南アジア地図

・Baler:映画「地獄の黙示録」での撮影現場です。広いビーチになっています。

Image : フィリピン地図



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